厚生労働省が公表した令和7(2025)年簡易生命表によると、日本人の平均寿命は男性81.35年・女性87.33年。前年(令和6年)の男性81.09年・女性87.13年から、男女ともに延びました。
このコラムでは、令和7年の主な数字を確認したうえで、混同されやすい「平均寿命」と「平均余命」の違い、親の年齢から残り年数を読む方法、そして親と過ごせる時間を、会える回数や年齢表で見る方法をまとめます。
令和7年の平均寿命
令和7(2025)年簡易生命表による平均寿命は、男性81.35年・女性87.33年。厚生労働省が示す前年との差は男性+0.25年、女性+0.20年で、男女とも前年より延びました。男女差は5.98年です。
平均寿命は令和3〜4年に短くなったあと、令和5年に男女とも延びました。令和6年は男性が横ばい、女性が0.01年短くなり、令和7年は再び男女とも延びています。ただし、短くなる前の令和2年(男性81.56年・女性87.71年)には、男女ともまだ届いていません。
平均寿命と平均余命の違い
「平均寿命81.35年」という数字は、0歳の赤ちゃんが平均してあと何年生きられるかを表したものです。すでに年齢を重ねた方については、この数字がそのまま当てはまるわけではありません。
今その年齢の人が平均してあと何年生きられるかを表すのが平均余命です。ある年齢まで無事に過ごしてきたこと自体が、その先の時間を押し上げるため、今の年齢に平均余命を足した年齢は、平均寿命より上になります。
たとえば75歳の男性の平均余命は12.24年。平均すると87歳ごろまで生きる計算で、平均寿命の81歳よりむしろ長くなります。
親の年齢で見る平均余命
平均余命は年齢ごとに公表されています。厚生労働省の表1には、0歳から90歳まで5歳ごとの値が載っています。表にない年齢の平均余命は、トップページの計算機に親の年齢を入れると出ます。

表1で赤丸を付けた75歳の平均余命は、男性12.24年、女性15.88年です。75歳の母なら、平均して91歳ごろまで生きる計算です。70歳では男性15.78年・女性20.10年、80歳では男性9.10年・女性11.95年、85歳では男性6.44年・女性8.47年です。生命表の数字は、同じ年齢・性別の人の平均で、一人ひとりの寿命を予測するものではありません。
昭和22年からの平均寿命の推移

昭和22(1947)年の平均寿命は、男性50.06年・女性53.96年でした。そこから約80年で、男女とも30年以上延びています。
親と過ごせる時間を年齢表で見る
平均寿命・平均余命の数字は、あくまで統計上の目安です。大切なのは、ご自身とご家族の年齢を当てはめて、これからの時間を具体的にイメージしてみること。
たとえば75歳の父と年1回旅行に行く場合、平均余命の12.24年で数えると、一緒に行ける旅行は約12回です。
トップページの親と過ごせる時間の計算機では、あなたとご両親の年齢を入力するだけで、ご両親それぞれの今の年齢での平均余命を目安にした年齢表を作成できます。お子さんがいる方は、子どもと過ごせる残り時間のページもあわせてご覧ください。
出典: 厚生労働省「令和7(2025)年簡易生命表」(主な年齢の平均余命)
